007


12/4(金)公開『007 スペクター』予告編第3弾

年末に映画「007 スペクター」を見てきました。

観に行く前に、お友達から「映像にすごくこだわった監督で、画面から「俺の! グレイグ・ボンドを! この背景で! このスーツを着せて! こうして! こう!」というのが伝わってくる」と教えてもらっていましたが、本当にそうでした。

ダニエル・グレイグに色気を感じるか感じないかで評価がバッサリ分かれます。
女性がボンドに出会って5分でボンドに恋に落ちるということに説得力を感じればオッケーですが、ダニエル・グレイグ好きなじゃなかったら、なんじゃこらー、ですよ。ボンドの色気をストーリーでまったく説明せずに、ただ画面の絵のみで表すので、たたずまいとか、醸し出す雰囲気にのれなかったら、なんじゃこら、です。
ストーリー全体も、「この絵を撮りたかったから、ストーリーをつくりましたよね?」という感じでした。

で、私はまんまと監督の策略にはまってダニエル・ボンドにくらくらになりました。

衣装替えが素晴らしい。画面の色に合わせってスーツを変えまくってましたね。「スーツ」と「アイテム」に対するフェチズムがバリンバリンに画面から伝わってきて、ふぁあ~っていうため息が出そうでした。
(オープニングの主題歌の映像も、バリバリフェチズムでしたが、ただ、タコはあまり真面目に描写されると、「うん、タコだね」と逆に私は素にかえっちゃいました……)
噂のQ君も今回初めてみましたが、なるほど! わし掴まれる人が出るのもわかると思いました。

そしてボンドが弟属性のもとに生まれていたとは恐れ入りました。すばらしい。

ダニエル・グレイグは、どうしてあんなに影を感じるのでしょうね~。
映画を見ながら、ダニエル・グレイグの醸し出す雰囲気って、具体的にどの部分から感じるのかなぁと思いながら見てました。