発表会と立つこと

通っている音楽教室の発表会が終わりました。

発表会の前に寛先生のところに3回通って、アクティビティワークとF.I.を受けました。アクティビティワークは実際の動作のテーマに従ってワークを行うのですが、アクティビティのテーマの1回目は歌う事、2回目は立つことでした。

1回目の「歌う」というアクティビティワークでは、なぜか教室の前で見世物みたいに立たされた子供みたいな気分に陥って、辛くなってしまって、しっかりと歌いきることができませんでした。声を出す時に首が上下してしまってピッチがふらつくとか、滑舌がしっかりしてなくて歌詞が届きにくくて、それは顔の一部しか使えてないからとかいろいろ細かくワークをしていただいたのですが、多分、表現というものが、私の中で小細工のままで止まってしまっていたので、寛先生の前ではできなかったのではないかなぁとおもうのですが、どうなんだろう。

2回目の「立つ」というアクティビティで、体を、頭、顔、顎、首、胸部、腰、と一つ一つサーチして、それぞれどんな感じがしているのか、柔らかく広がっている場所があればそれを他の場所に広げていく、という見方を教えていただいて、それをすると「立たされている感じ」がなくなりました。立った時におしりの下の部分をつぶさないこと、胴体は骨盤の真ん中にある空洞の下までなので、その穴の方向を意識することを教えていただきました。スタンディングマイクを使うと立つことに安定感が出る(実際スタンディングマイクの代わりを使って確かめました)ということも教えていただきました。

 

ということで、本番がきたのですが、緊張したら体をサーチしてするんだ!とちょっとワクワクしていたのですが、そんな余裕まで残っていませんでした、という結果でした。

歌い始まってみたら終わるまでがあっという間で、立たされている感じとか感じている余裕もありませんでした。おしりはどうだったんだろう。伸びてたのか縮んでたのか、声は胸郭だけじゃなくて下腹部まで響いていたのか、謎です。目線もアクティビティワークでやりましたが、それもどうだったか記憶があまりなくて、首の後ろが伸びてるのか縮んでるのかもよくわかりませんでした。終わった直後、私自身が言ったコメントが「今までの発表会の中で一番声が出た」というものだったので、声は出せていたのだと思います。低音がよく出ていたのかな。

本番でスタンディングマイクを使わせてもらいましたが、マイクに助けてもらいました。歌い始めようという瞬間、どうやって立つんだっけ??と足元がかなりおぼつかなかったのですが、スタンディングマイクに触っていたので、支えてもらえました。(手は途中で離しました)

今回ほど自分の声を録音しておけばよかったと思うことはありませんでした。