ハワイの思い出

つい先日、梅田の阪急でハワイアン展が開催されていたので、会社帰りにふらっと立ち寄りました。催事会場に入ると、ゆるーく揺れるハワイアンミュージックが聞こえてきて、ココナッツ系のアロマの香りをふわっと感じました。

音楽と香りを感じたとたん、私の胸の奥がゆるみ、涙が出そうになりました。数年前に行ったハワイの空気の記憶が体のどこからかどわぁと沸きあがってきたのです。うあー、懐かしい。そしてなんだかとってもいとおしいのはなぜ。あんなにいろいろあった旅行だったのに！

身内の結婚式で行ったハワイ旅行は、準備段階で私が行くのが本気で嫌になり、自分のチケットだけキャンセルしようとして思いとどまったり、旅行途中で父の様子がおかしいことに気づき母と私が内心大変に慄いたり（帰国後父の病気が発覚しました）、そして一人で行くと決めて計画を立ててたカイルア日帰り旅行に弟と一緒に行くことになったりと、まぁいろいろあったのですが、思い出すのは、帰りの飛行機で飲んだビールの酔いも手伝って胸がいっぱいになって泣いたことと、カイルアのすごい青い海と、ハワイのあったかい空気と、お店で売られていた洋服や小物の綺麗な色という不思議さです。父も母ももう一回行きたいっていってるし、記憶って、つらい時の記憶は時間と共に無くなっていくものなんだなぁ。

旅行費用けっこうかかるけど、私ももう一回行きたいなぁ。あったかいところでぼーっとしたい。

写真は、宿泊したホテルのベランダからの風景です。高級ホテルで、スタッフが親切で、ストレスがなくて楽でした。ベランダから見下ろした大きな道路には何台も白いリムジンがとまっていて、白いウエディングドレスとタキシードを着た何組ものカップルが写真撮影していました。