今更

結構前に、ある方から「あなたって、甘やかされて育ったお嬢様ってかんじね」というお言葉をいただいたことがあり、「はぁ？」と、腹の底でかなりカチンときたことがあったのですが、図星でした。認めます。ゆるく甘やかされて育った箱入りお嬢様でした、私。

実家に帰ってきて、自分のいた環境がわかりました。この環境は、確かに甘い。家に帰ったらお風呂とご飯が準備されてる。家の掃除・洗濯を誰かがやってくれる。寝る前にだらだら過ごせる時間がある。休日の朝、洗濯物を干しにベランダに母が私の部屋に入ってきて、起きようとしたら「しんどんやったら寝たらいいのよ～」とか言われる。冬の夜にお布団に入ろうと布団をめくると母がすでに湯たんぽを入れておいてくれている、等々。

この環境が大変にやばいことに気づいてから「早く出ていかんと、わたしあかんようになるんちゃうやろか、どないしよ、どないしょ」って不安になって慌ててたのですが、よく考えたら、今更、ですよ。何を今更。もうわたくし、立派に育ちあがっておりますよ。このような環境でゆるく育ちまして、甘ちゃんに育ちあがりましたってことに改めて気づいたってことですよ。今更慌ててどうする。

そういえば、一人暮らしする家に荷物を運び終えて、手伝ってくれた母が帰って、誰もいなくなった部屋で私が言った言葉は「私一人ぼっちになっちゃったよう～˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚」でした。（なかなかに恥ずかしく痛いセリフですね。自分から家を出たのになぁ。面白いな私）