助けてきわめびと

ここ1年ほど、あんまり民放を見ず、NHKを見ることが多くなっています。

そのNHKで土曜日に放送されています「助けて!きわめびと」という番組があります。視聴者のお悩みを1つ取り上げ、ひとつの道を究めた専門家である「きわめびと」がその智慧を使ってお悩みを解決するという番組の内容なのですが、先日は「時間がたりない!」ということで、二人の娘さんを育てながらお仕事をしていらっしゃるシングルマザーの女性の「時間が足りない!」というお悩みに渋滞学の専門家の先生がお答えするという内容でした。

相談者の女性の家事に追われるあわただしい生活のばたばた感が、私にもなんだかとっても「あるある」という感じだったのですが、娘さんたちがお母さんを評したコメントの『いきあたりばったりの完璧主義』『スケジュールを作ろうとして作れなくてイライラして、でも私は完璧にやりたいからってからまわって』というコメントが、私にもぶすーっと刺ささりました。あいたー(´;ω;`)。娘さんたち、お母さんのことをよく見てる……。

渋滞学の先生は、洗面所・台所・食卓・居間という場所を車線に例え、朝の女性の家事の場所移動を「車線変更が多すぎ」とみて、それが時間の渋滞を生んでいると分析し、さらに、食事の準備中にやたら車線変更をやっていることから、「食事の準備」に対する心理的ハードルが高い・やっている最中に他の仕事に目が行ってしまう=無意識の減速になっているとして、家事の順番をエンジンのかかりやすい順番に変えて、「流れを作る」ことを提案されていました。

私、仕事で、同じ種類の事務処理をまとめて集中してやりきらずに、途中でちゃかちゃかちゃかちゃか仕事を変えてしまって、そのことをずっとひそかに結構気にしてたのですが、(若年性ほにゃららとか老化とかになり始めてるのかなぁとか)、それはちょっと考えすぎで、苦手な仕事っていうか、義務的仕事っていうか、消化試合っていうか、そういう感じもあったんだなぁと今回の番組を見て思いました。飽きるからちゃかちゃか車線変更しておったのか。もしくは時間がものすごく気になるから、ばんばん車線変更して前に進まんと!と焦っていたのかも。でもまぁ単にイラチなだけなのかもしれません。

番組のHPのこぼれ話では、渋滞学の先生は一番仕事を円滑に進めるには、持っている力の7割でやることということだそうですが、7割って! 低! 私、8割か9割か場合によっては10割以上じゃないとあかんと思ってたです。