お菓子スキー

小さい頃、缶に入ったお菓子といえばブルボンのクッキーでした。

洋菓子店で売っている缶に入った高級クッキーなんて、お客さんがたくさん来るお家にしかないもので、私の家とは関係のないものでした。ケーキもお誕生日ぐらいにしか買わない家でしたので、洋菓子店の名前もほとんど知らない・興味のまま社会人となりました。
が、勤めていた会社の同僚の女の子たちがやたらと洋菓子店と食べ物屋さんに詳しくて、その子たちにお付き合いするような形でしぶしぶながらに洋菓子店の名前を覚え始めました。

そしたら、なんか反動が来まして、お菓子スキーになりました。サヴィの洋菓子特集号とカフェ特集号とかはとりあえずチェックしてみるまでなりました。

料理教室(いまは休学していますが、休み休みしながら10年近く通ってました)で実際作ってみると、粉と砂糖が1対1とか塊のバターを練りこむとか当たり前の世界であることを知ってしまい、自分が摂取しているカロリーを考えると、正直、大好きだけど大嫌いだけど好きとかいう複雑な思いなのですが、かわいらしい形とかその甘さとか、とりあえず幸せです。パッケージングがかわいいと本当に幸せ。バレンタインデーはデパートのバレンタイン特集の冊子を見ているだけで幸せです。

 かわいいチョコレートといえば、昔、明治が発売していたティンクルチョコレートっていうのがあって、卵型のチョコレートの中に小さな星型のラムネみたいなのだとか金平糖が入ってて、それがかわいくてすごい好きだったー!て、あら、昔からお菓子好きだったんだ、私。複雑すぎて素直になれなかっただけか。