もち(あるいはパン生地)になれ

フェルデンクライスの個人レッスンを受けに寛先生のところにいってきました。(フェルデンクライスの個人レッスンはファンクショナルインテグレーションといいます。「機能の統合」です)

本日の私の状況は、右ひざが固い・首が詰まってる感じポキポキしてる・肩が詰まってる(肩こりとはちょっと違う)・右手が強張ってる、でした。

右ひざは、立っている時に膝を後ろにひききってしまっている・ひくのをやめると今度は曲がってしまっている気がする、という気がしていたので、そのことを話して、歩く時の動きをテーブルでやったり、実際テーブルの周りを歩いてみたりしました。

テーブルの上で、私はつきたての餅かパン生地になった気分でした。やわらかい生地が折り曲げられながら、のびーっとのびていったり、表面がくにゃーっと伸びていく感じがしました。体が板だと動きがばったんばったんして高いところから落ちていくような感じがしますが、餅とかパン生地だと、くにゃーんと伸びて曲面になって折れ曲がっていきます。重力にしたがって、もたーんと落ちていって、落ちてゆくものにひかれてほかの部分もゆるーっと落ちてゆきます。

ひざから腰の部分のエリアのなかでとどまっていた動きが、足先から肩とか頭までの動きに変わって、動きを感じるエリアが広がりました。主に後ろが足りなかったみたいです。そして、動かしてもらっている最中、私が描く動きのラインのなかに、私の頭の中で自分の体が描いているラインを作れない、ブラックボックスのような穴のようなものがあるのを感じました。固くなりすぎてて感覚がなくなってるのか、頭の中に動きのインストールが行われていないかは謎です。

 

やわらかくして、重力と引力に任せると、流れて行って、納まるところに納まって、その納まり具合を見て人は綺麗だとか心地よいとか思う、というようなことを先生に教えていただいて、体の話をしているはずなのに、私には別の事を教えいただいている気がしました。

終了後は、歩く感覚が変わりました。世界観が変わった感じ。後ろに足がひかれて前に進んでいる感じでした!

 最初の問題状況も気にならないぐらいになりました。両手の強張った感じとぱっつんぱっつん具合(うごかしてもらってぱんぱんに張ってる感じが分かった)についてはまだまだ課題かもなー

 

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