セラピーカード

セラピーカードという絵札と出会ったのは、3年ほど前になります。

ちょうどその時私は無職で、就職活動と再就職のためのセミナーを受講する生活を送っており、セミナー受講生によくある『自分のやりたいことがわかりません病』に罹患しておりました。その中で、受講したセミナーの講師をされていた先生にキャリアカウンセリングを受けさせていただくことになり、そのキャリアカウンセリングの最後に、先生がセラピーカードをつかったセッションを行ってくださったのが、私とセラピーカードとの最初の出会いとなりました。

その後、私はカードを買い求め(セラピーカードは本屋さんで解説書付で売ってます)さらにキャリアカウンセリングをしてくださった先生のもとでセラピーカードの2日間講座を受け、その後もずっとカードを引き続けてました。

問題の出来事に対して、カードの絵と言葉を使って別の言葉だとこんなことじゃないですかね、というカードからの提案を受けたりする感じで私自身は使っています。が、時々私の責任を投げ出して、カードにいろいろ明け渡して、そのせいで振り回されたりもしています。あんまりにもあんまりにもボロボロで、自分の判断がいっさい行えなくなった時には、自分の判断のかわりにカードを引いていたこともありました。

そんなセラピーカードなのですが、ひょんなきっかけからボイストレーニングを受講している音楽教室の先生からお誘いがあり、音楽教室の発表会ライブでセラピーカードを使った企画を行わせていただくことになりました。48枚あるセラピーカードの中から、問題解決として使用するカード24枚を使い、カードの絵札とそのカードに添える言葉を紙に印刷して、ライブに参加される皆さんにおみくじのようにお配りするという企画でした。

絵に添える言葉は、セラピーカードの解説本からとか、今年の夏に受けたNLPトレーニングでトレーナーから教わったことだったり、NLPのプラクティショナーコースとマスタープラクティショナーコースでトレーナーから教わったことだったり、ストラクチャラルインテグレーションで教えてもらったことだったり、本だったり、私があっちゃこっちゃから集めた文章のパッチワークだったのですが、文章を練っていたのは、ちょうど、私が会社に対する不信感やら孤独感やら無力感やらなんやらで仕事のストレスマックス大波もまれ状態のまっただなかの時で、お昼休みとか帰宅後に一人で練り練りしていた時間は、自分にとってのちょっとしたヒーリングになっていた気がします。

(こんなところで告白してもあれですが、いっちばん楽しかったのは、紙を選んで封筒選んで装丁を練ってた時でした。カードの文章が途中までしかできてないのに、画材屋さんで紙と封筒選びながらニヤニヤしてました。同人誌作るときは本の中身ができてないのに先に装丁をあれこれ練るタイプです。)

発表会の当日も、皆さんがどのカードをひかれるのか、ひいたカードへのみなさんがどんなコメントをされるのか、ひたすら楽しませていただいて時間があっという間に過ぎました。 

24種類書いた文章の中で、最後まで書けなかったのが「平和」のカードで、来年の自分につながっていくことかもなぁと思いますので、自分へのメモとして、作った文章を記しておきます。

 

「揺れ」というリズムの中でバランスを取りましょう
呼吸の波紋の広がりと、伸びてゆく高さを感じ
あなた自身の中心を見つけましょう