機能の統合(Functional Integration)1回目

S.I.の記事が途中でとまっていますが、寛先生のフェルデンクライスメソッドの個人レッスンにしばらく通うことにしましたので、そのお話をさせていただこうかと思います。

フェルデンクライスメソッドの個人レッスンは機能の統合(Functional Integration)という名前です(以下F.I.と表記させていただきます)

 

S.I.の10回シリーズを終了いたしましたが、その後仕事の忙しさやそれにまつわる精神的なあれやそれやの中でガタガタになりまして、結局単発のS.I.を2回受けて、その2回の中のワーク中に、先生にフェルデンクライスの個人レッスンのお薦めしていただき、1回目の時は「うーん、考えておきます」という感じだったのですが、2回目のワーク中にご提案していただいたときに、なんだか階段のような高さがあったものが自分の高さとそろったかんじで、すうっと「あ、じゃあ、受けます」と私の口がお返事して、受講させていただくことになりました。

前に書いたATMはフェルデンクライスの複数人数のクラスでのワークです。

ちなみに体がガタガタの詳細は、「腰痛と右肩の肩こりと腕と手がカチカチに固まった感じ」ってことでした。力がどう加わったのか仕事で使っていたボールペンの軸の部分にぱきっとヒビがはいり、2本ほどボールペンをだめにしました。

 

で、1回目のF.I.。

ワークの内容は、テーブルの上に横になり、背骨のライン上を先生が触り、その手を押し返してみたり、逆に先生の手から逃げるようにしてみたりして、部分ごとどんな感じで動かしているのか見た後、肩をどう動かしているのか私が実際に動かしてみて、そのあと、別の動かし方を先生に教えてもらいました。動かしかたを教えてもらっている時は、先生が私の体を動かしてくれて、ただその動きを感じてました

が、

先生が体を動かしている間、何がおこってるのか理解できませんでした。腕がすごく伸びてるのは感じますが、体から下が霧の中状態。私の体、ちゃんとあるの??って感じで、「?????」

私の体の重さ(固さ)がないから、自分の目をつぶって自分の体をイメージで作り上げようとしても、それができない。首から下が煙の中。しかし、ゴムを伸ばすように体が伸びる。頭の中がこんがらがって「????」の嵐でした。

 

分かったこと

私は肩を内側に動かす時にお腹を縮めて、開いた手を閉じるようにしてぎゅっと内側に体を縮こまらせる。寛先生が「例えばお茶を飲むときでもこうやってる感じ」とおっしゃって見本で私がどうやってるのか見せてもらったとき、「あ、私のお父さんや」と思いました。

 

帰り際、なんだか私のおなかあたりに赤いボールがあって、そのボールから絹糸のような糸がでていて、糸の先が肩にくっついていて、赤いボールがぎゅっと縮まった糸を内側に引っぱって肩を内側に入れてるイメージがふと湧き上がって、不思議でした。イメージの中で糸を切ってみたら、肩がすごくフリーになった感じがしました。

 

と、いうことがあり、翌日ボイストレーニングのレッスンで歌を歌ったらいつも不安定だったピッチが安定して、楽に音が出たようでした。ようでした、というのは実感があまり伴っていないから。録音した歌を後で聞かせていただいたら、酔っ払いが鼻歌をうたったみたいにふわふわした歌になってました。そして歌詞がつなげなくて抜け落ちまくった。歌詞は新しい自分のやり方でもう一回覚えなおす必要があるそうです。