じょしかい

前に勤めていた会社で、「休日ランチ(はーと)」とか「仕事後に食事会(はーと)」とか「仕事後にカフェでケーキ会(はーと)のような催しがあったのですが、正直言って、話を聞けば聞くほど相手の言葉にひっかかってしまって合わせられないし、食べること自体があんまり好きではないし、ものすごく苦手で「残業が終わりません」とか言ってけっこうな確率でわざと逃げてました。そういう私の逃げが前の職場でうまくいかなかった原因となったと思っていたので、女子会恐怖症が出来上がり、今の職場でもそれを根深いところでがっつり引きずっていました。

が、つい最近私から「女子会したい」といって声をかけ、他の女性が幹事をしてくれるという出来事がありました。

少し前に仕事でごっついしんどいと書きましたが、最近はひとまずピークを過ぎてたので、私の文句のピークも過ぎ、みんなが私の文句を聞こうとしてくれたのですが、「会社の社風が腹立つ」ぐらいの文句しか出せないで、みんなの話をげらげら笑いながら聞いてました。愚痴の言い方がみんな面白かった。

みんな優しいよなぁ。会社の中での女性同士の間の距離がちゃんと遠いのかな。

で、ようやく私は、敵などではない今の会社の女性社員を敵に仕立て上げようとしていたんだな、そこから手を離せるようになると自由で楽なんだなと思ったわけです。

この会社に勤め始めてようやく感じることができたのですが、私には「自分の仮想敵を作りたがる」という性質があります。さらっと書くと、私の敵でない人間を敵にして、その仮想敵に対して私が上であることを示そうとするという性質なのですが、要するに流行りの言葉でいうと『マウント行為』ですよ。しかも表立ってはあんまり出さず(しかし分かる人間には伝わってたと思う)に心の中で文句を言いまくるというチキンっぷりで、無自覚にやってたそれをようやく自覚できるようになりました。

手放しにはまだまだですが、自覚した分、一歩進みましたぜ。