バードマン

先週の土曜日に友人とバードマンを観に行きました。

友人が誘ってくれなかったら見る予定のなかった映画でしたので、誘ってくれた友人に感謝します。

 

独特なリズムのある映画だと思いました。音楽はほとんどジャズドラムで、そのリズムが先導してるのか映画の主人公の方が先導しているのか、独特でしたのでカメラの長まわしも合わさって、最初はちょっと酔いました。慣れると癖になります。(エンドロールで、ドラムってしゃべるんだと初めて知りました)

主人公のリーガンの自己顕示欲とか愛されたいという気持ちとかそのへんのごしゃごしゃになったどうしようもなさとかバードマンとの対話の中での「「俺たち」って言うな!」というリーガンのセリフになんかくるものがあったのですが、一番きたのが、リーガンと娘のサムのシーンでした。(最後の方のシーンです。)父と娘の断絶と、父性の不在を異性に求める娘っていう題材はけっこう「うえー」と吐き気がくる題材だったりもして、私には鬼門になるときもあるのですが、このシーンはなんかよかったです。

 

映画については、ものすごく素敵な記事がありましたのでご紹介しておきます。

www.kashiwashobo.co.jp

 

菊地成孔さんの感想がネットに掲載されたら記事を購入しようかと考え中です。

次はセッションを見てみたいです。(菊池さんの最初の長文の感想文を読んで「あ、この映画はひとまず観るのを置いておこう」と思ったのですが、町田さんへの菊池さんの反論を読んで、この映画みたいなぁ思いました)