なんか出た

フェルデンクライスメソッドの個人ワークであるF.I.の4回目を受講してきました。フェルデンクライスというのはモーシェ・フェルデンクライス博士という、このメソッドを作られた物理学者の先生のお名前です。F.I.はこないだまで受けていたS.I.(=ストラクチャラル・インテグレーション)と違って受講回数の規定はないようなのですが、まぁ10回受講してみたら、という寛先生にお言葉にしたがって、10回ぐらい受講の予定にしています(ひょっとしたら15回ぐらいかも)。ややこしいですが、S.I.(ストラクチャラル・インテグレーション)をつくられたのはアイダ・P・ロルフ博士で、F.I.とS.I.はまったく別のボディメソッドです。両方やると、なんとなく違いが分かって面白いですよ。

 

で、本日のワークですが、えー、まさかの私の中にあったらしい「なんかわからんもん」に接触したようです。

 

もともと、S.I.を受講している時から、腰痛がましになってきたら今度はみぞおちの裏がいたいという現象があったのですよ。で、今日、立った状態とテーブルの上で横になった状態で胸部・肩・骨盤まわりの位置をものすごく細かく形を変えていただいて、私がその動きや位置に対してどんな感じに感じるか言っていったところ先生が「自分、このあたり(=背中の肩甲骨の間まわり)が鬼門やなぁ」とおっしゃいましてね。

え?

って感じです。

鬼門?

で、さらにつまった感じになっている左右の肩甲骨の間を広げるために(=背中を広くするために)肩を内側に入れたところ、おえっと自分の頭の中でいくつか言葉が出てきました。

 

「お腹にボールがある」

「(肩を内側に入れたこの体制でいると)気持ち悪い」

「吐きそう」

「触らんといてほしい」

「テーブルからおりてここから逃げたい」

 

おおう。出たね。って感じですね。

先生が休憩を入れてくださったときに、私がさらに先生に言った言葉は

 

「みぞおちの裏のくぼみにどろどろしたものがたまっている」

 

でした。

 

まぁ、冷静な理屈では姿勢の変更で体にかかる重力バランスが変わるわけですので、車酔いを起こしたような状態になったのかしらとか、そらつまってたところを広げると流れがよくなるから、汚れたものが流れ出して気分も悪くなるかもしれんなぁ、とか思うのですが、なんか、こう、もっとわけのわからない、意味のよくわからない感じもあるんですよ。

 

私、寛先生とのワークを始めるそもそもきっかけっていうのは腰痛は正直ダシにつかった感じで、むしろ「心理学的」な面を期待していたのです。が、なんかそういう「心理学」という文字の賢しらな感じというか小賢しさがイラつくというか「これはそういう問題ちゃう」みたいな…って、意味がわからんですね。私もよくわかりません。

 

「はきそう」とか言いましたが、寛先生がワークの最後に調整を入れてくださって、ワークを終わって外に出たらもうケロっとしててむしろすっきりした感じでした。

 

ほんで、じわじわと、ワーク中に自分が放った言葉が面白くなってきました。

 

面白いですね。