(2→3)ブレーキとアクセルを同時に踏む

ストラクチャラル・インテグレーション」その6です。

前回の記事はこちら>(2回目ワーク)首から下は霧の中
ストラクチャラル・インテグレーション(S.I.)ってなに? はこちら>(序)寛先生との出会い


2回目から3回目のワークの間は少々難の多い一週間でした。

水曜日あたりで寛先生にメールを送り、途中経過をお伝えしました。メールはできるだけ先週よりも良い部分を見ようという姿勢で書いたのですが、一方ではこの1週間について別の感じ方をする自分がいました。

ざっくり振り返るとこんな感じ。

日:久しぶりに帰った実家の布団で起床すると体中が痛い。こんなこと今までなかったのに。観に行った映画館の椅子が体に合わず、柔らかくなった体をあわせたくない型に押し込まれているようで不安になる。音楽教室で歌を歌うと高い声がよく出た。今まであまり感じなかった背骨のラインを感じた。

月:夜お風呂に入ると左腰に違和感を感じる

火・水:座っている時の姿勢がくちゃくちゃになる。腰に違和感。

木:背骨に違和感

金:腰が痛い。S.I.を始める前と同じ状態。腰が固まって動かなくなってる感じ。ブラジャーの違和感が強くなり、2枚ほどブラジャーを捨てる。


火曜日、水曜日あたりで調子がおかしくなってきて木曜日・金曜日で元のように腰痛が起こり始める……という、1回目ワークから2回目ワークの間と同じパターンという感じだと、週のわりと最初の方で気づきました。気づくと、調子が少しでも悪くなってくると、ものすごくピリピリしてくるんですよ。映画の椅子で不安を感じたのもピリピリしてたせいだと思います。自分で壊していっているという感覚がすごく強く感じられてしまって、自分が情けなくなってきたりね……。
痛みや違和感も、感じていることは本当に小さなものでも、それに意識が取りついてしまうとすごく大きく感じてしまい、注目することはそればっかりになってました。(例えば電車とかで近くの席から騒音が小さく聞こえてきて、それに意識が持っていかれると、だんだん音が大きく感じられるような感じ)

このS.I.で得られるものは、自分で取り組んだもの以上のことは得られない。だから、取り組めてない自分は、得るものも少ないんじゃないだろうか。ちゃんと取り組んでないんだから、いつか誰かに怒られるんじゃんだろうか。

と思ってました。


1回目から2回目の1週間ついては、まとめるのが難しいなぁ。

「何とか良いことを見ないと!」という気持ちと「でもうまくいかない。しんどいんだ」という気持ちの葛藤みたいなものもありました。ブレーキとアクセル両方踏んでる感じ。そら、火花ふいてエンスト起こすわ。(実際に火花とエンスト起こしたのは翌週の2回目のワークから3回目のワークの間でした)

もし今、過去の自分に言ってあげられることがあるなら、現実的な手段としては、『先生に申し出て、ワークとワークの間の間隔を縮めて週二回にしたら?』かなぁ。平日は仕事があったとしても、開始時間についてはお願いして多少の調整を行ってもらうことも可能だったんだから。

ただ、それをこの時の自分に言ったとしても間違いなく「このままこのペースで続ける」と言っただろうとおもいます。ぱぱぱぱっと順調にすすんで10回終わったとしても、自分の課題の解決になるとは思えなかったから。

結果的に一番強力だった方法は、たくさんの意見を言ういろいろな自分の中で、本当に自分に一番力をくれる自分に気づいて、自分で自分自身を踏むことをやめて「もうええわ」と手放す(諦める)事でしたが、それをできたのはもうちょっと先の話です。


あ、もういやだから、S.I.を途中でやめるとは1度も思いませんでした!(そういう選択肢もあったんだと最近知って、一度もやめることを考え付かなかったことに気づいて笑いました)

 

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